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訪問介護について
訪問介護は、要介護状態となった場合でも、可能なかぎり家庭において自立した生活ができるように、入浴・排せつ、食事の介護、調理・洗濯等の家事、生活に関する相談・助言などを行って、在宅生活を支えていくサービスです。
訪問介護の利用条件
要介護1から5と認定された高齢者。
訪問介護で提供されるサービス
身体介護
排せつ、入浴、洗面、体位転換、食事介助、就寝・起床介助、通院・外出介助など
生活援助
掃除、洗濯、ベッドメイク、衣類の整理・被服の補修、買い物・薬の受取など
訪問介護についての費用・料金
身体介護が中心である場合
- 20分未満 166円
- 20分以上30分未満 249円
- 30分以上1時間未満 395円
- 1時間以上 577円
生活援助が中心である場合
- 20分以上45分未満 182円
- 45分以上 224円
通院などのための乗車または降車の介助が中心である場合 86円
※介護保険利用で自己負担1割の場合です。以下のサイトを参考にしています。
https://www.minnanokaigo.com/guide/care-insurance/price/
訪問介護の人員基準・職員体制
管理者:常勤専従で1人以上(支障がなければ兼務可)
訪問介護員:以下の資格を持つ者を常勤換算で2.5人以上
介護福祉士 介護職員実務者研修修了者 介護職員初任者研修修了者
旧介護職員基礎研修修了者 旧ホームヘルパー1級・2級課程修了者
看護師・准看護士
サービス提供責任者:利用者40人までなら常勤専従で1人。41人~80人で2人、81人~120人で3人。以下の資格が必要。
- 介護福祉士
- 実務者研修修了者
- 旧介護職員基礎研修修了者
- 旧ホームヘルパー1級課程修了者
※実務経験3年以上の介護職員初任者研修修了者・旧ホームヘルパー2級課程修了者も配置できますが減算されます
訪問介護に関する法律
介護保険法
訪問介護の仕事内容
訪問介護は利用者の自宅でサービスを提供し、サービスをチームでなく一人で提供することが多いので仕事に就くためには介護職員主任者研修などを修了する必要があります。仕事内容は利用者が在宅での自立した生活を送るための支援です。それゆえに利用者のできることを増やしていくことも求められてきます。身体介護・生活援助の中で利用者のことを知り、「こうしたことならこの利用者はできるかもしれない」ということを感じ取り、サービス提供責任者や介護支援専門員に伝えていくことがそれにつながります。また、訪問介護は信頼を得れば、多くの利用者と関わることができます。それは多くのことを学べるということにつながり人生の大きな経験になります。かつ収入にもつながってきます。訪問介護に必要なスキルは提供時間内にサービスを終える段取り力、利用者・家族と関係を築くコミュニケーション能力、移動→サービス→移動のローテーションをこなしていく体力などです。相手を傷つけず、かつ自分の要望をきちんと伝える能力も必要です。