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認知症介護職実践者研修とは
認知症介護の理念や、実践的な知識と技術を習得した専門の職員を養成して、認知症高齢者へのケアを充実させることが研修の目的となります。研修の修了者が施設にいることで認知症加算という加算を取ることができるので、注目度、ニーズともに高い資格と言えるでしょう。認知症介護実践者研修は、各都道府県の指定や委託を受けた各機関が主体となって実施しており、受講条件やカリキュラム、研修が行われる期間、スケジュール、申込方法に違いがあります。受講を希望している方は、事前に各都道府県のホームページなどで情報を確認しておきましょう。
認知症介護職実践者研修の内容
実施機関で内容が異なってきますが、「標準的な研修時間とカリキュラム」が設定されており、認知症ケアの知識と技術の2つを大きなテーマとしています。時間にすると合計2,130分の研修となっています。
認知症介護職実践者研修の受験資格
受験資格の詳細は各都道府県で情報を確認する必要がありますが、以下のような条件を定めているところが多いです。
- 介護福祉士と同程度の身体介護に関する知識や技術を持っている
- 認知症高齢者の介護実務経験が2年程度以上
- 各施設・事業所において介護・看護のチームリーダー(主任・副主任・ユニットリーダーなど)の立場にあるか、近い将来そうなることが具体的に予定されていること
※受講条件を満たしていても、職場からの推薦がなければ研修を受けることができないことがあるので注意してください。
認知症介護職実践者研修の費用・料金
地域によって異なりますが、30,000円程度必要となります。
認知症介護職実践者研修の通信教育
通信講座はありません。
認知症介護職実践者研修の難易度・合格率
研修の難易度は専門的なことを学ぶことから易しいとは言えないでしょう。それに加えて、研修は定員が定められており、一年で行われる回数も限られていることから、受講すること自体のハードルがやや高いと言えます。
認知症介護職実践者研修の日程
研修は年に数回行われていますが、日程やスケジュールの詳細は各都道府県により異なるので情報のチェックが必要です。
働きながら認知症介護職実践者研修を取得するには
認知症介護実践者研修を修了した方に修了証書が交付されることになっており、研修のスケジュールに合わせることができれば、働きながらでも資格を取得できると言えるでしょう。