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看護助手とは
看護助手(看護補助者・ナースエイド)とは職種の名前で、病院や介護施設において、看護師のサポート(食事、清潔、排泄、入浴、移動等の療養生活上の世話のほか、病室内の環境整備、ベッドメーキング、看護用品及び消耗品の整理整頓等の業務)を行います。特に資格は必要なく、だれでも仕事に就くことが可能です。ただし、看護師とは違うので医療行為を行うことはできません。国家資格などの公的な資格はありませんが民間資格はあります。いくつか資格はあり、メディカルケアワーカー(1級・2級)や看護助手実務能力認定試験がそれにあたります。
看護助手の試験内容
メディカルケアワーカー(看護助手)
2級の試験は学科20問と800字程度の記述問題があります。内容は、看護助手の役割や看護理論、病気や薬学の知識、敬語や電話対応などのマナーについてとなっています。1級の試験は学科25問と800字程度の記述問題があり、内容は2級の学科範囲に加えて、基礎心理学や看護助手の実技に対する知識について出題されます。
看護助手実務能力認定試験
試験は90分間で学科25問、記述問題が5問となっています。内容は、医療に関わる法律や人体の構造、病気、介助の方法などが問われます。正答率が6割以上で合格となります。
看護助手の受験資格
メディカルケアワーカー(看護助手)
2級の受験資格
看護助手の仕事を経験している場合には、資格を認定する協会が規定している実務経験を1年以上積むと試験の受験資格が得られます。
1級の受験資格
メディカルケアワーカー検定試験2級を合格している必要があります。
看護助手実務能力認定試験
必要な条件は特にありません。
看護助手の受験費用・料金
メディカルケアワーカー
2級が7700円、1級が8700円必要です。
看護助手実務能力認定試験
受験費用は、一般で7500円、団体受験は7000円となります。
看護助手の通信教育
メディカルケアワーカーは試験対策講座の通信教育があります。看護助手実務能力認定試験は、資格を認定している協会が指定する通信講座を受講することで資格を取得することもできます。
看護助手の難易度・合格率
メディカルケアワーカー(看護助手)
1級と2級ともに試験の合格率は65%前後のようです。
看護助手実務能力認定試験
合格率はおおむね60から80%程度のようです。
看護助手の試験日程
メディカルケアワーカー
2級は年に4回程度、1級は3回程度、試験が開催されています。
看護助手実務能力認定試験
年に3回程度、試験が実施されています。
働きながら看護助手を取得するには
メディカルケアワーカー(看護助手)、看護助手実務能力認定試験ともに勉強をする時間の確保さえできれば、働きながらでも資格を取得することができるでしょう。