介護福祉士国家試験のパート合格制度とは?2026年1月からスタート

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介護福祉士国家試験 パート(部分的)合格が承認


厚生労働省は9月11日に開催した”介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会”で、これまでの議論の取りまとめを実施。

2026年1月実施の介護福祉士国家試験より問題を3分割し、不合格の場合でも部分的な合格を認めることを提言しました。

この場合、再受験は「不合格パートのみの受験」ということになります。

2025年3月現在、合格パートの有効期限は受験年の翌々年です。

 

介護福祉士試験 パート合格 図解


 

介護福祉士パート合格導入の背景


介護福祉士国家試験の受験者のうち働いているのは8割で、ほとんどが実務経験ルートでの受講ということになります。

働きながら学習時間を確保しなければならない点から、介護現場で働きながら資格を目指す人が挑戦しやすくなるように、ということが導入の背景の一部です。

資格が取れなかった場合、不合格だったパートの学習に注力できるようになるため、学習の継続や受験意欲の向上に繋がり、受験者数の確保に結びつくと見込んでいます。

 

参考記事:高齢者住宅新聞

 

介護福祉士パート合格制度はどんな人が得する?


介護福祉士のパート合格制度が実際にスタートすると、下記のような方にメリットがあります。

 

1. 働きながら試験を受ける人

介護の現場でフルタイムやパートタイムで働きながら試験準備をする人にとって、試験勉強に十分な時間を確保するのは困難です。各パートごと部分的に試験を分割して受けられることで、学習の負担を軽減し、合格の可能性が高まります。

 

2. 主婦(主夫)や子育て中の人

家庭や育児の両立が必要な受験者にとっても、この制度は魅力的です。一度に全科目をクリアするプレッシャーから解放され、柔軟な学習計画を立てやすくなります。

 

3. 高齢の受験者

年齢を重ねた受験者にとって、一度に大量の学習内容を習得するのは難しい場合があります。パートごとの試験は、負担を分散させるうえで効果的です。

この制度は、特に多様な背景を持つ受験者のニーズに対応し、資格取得への道を広げることを目的として導入されています。

 

4. 外国人労働者

外国人の介護労働者は、言語や文化の違いが試験の大きな壁となる場合があります。パート合格制度を利用することで、特定の科目に集中して準備でき、言語を含めた試験全体に対するストレスを軽減できます。

 

2026年度(第38回)介護福祉士試験 申し込み期限


第38回介護福祉士国家試験(令和7年度)の受験申し込み期間は、2025年8月上旬から9月上旬に予定されています。

詳細は2025年7月上旬頃に公式に発表される見込みです。

最新情報が発表され次第、こちらの記事を更新いたします。

 

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