Contents
ケアマネジャーとは
ケアマネジャーは、介護保険制度に基づき障害をもつ方々ができるだけ自立した生活を送るために、いろいろな課題を解決していく(ケアマネジメント)ことがその役割になります。主な仕事内容は、①ケアプランの作成②要介護認定業務③ケアプランの作成と管理④給付管理業務⑤相談業務です。資格は国家資格ではなく都道府県知事が認定するものとなっており、取得のためには試験に合格した後、実務研修を修了する必要があります。
ケアマネジャーの試験内容
試験内容は、介護支援分野と保健医療福祉サービス分野に分かれています。問題数は60問で、マークシートによる五肢複択方式(1つの問題に解答の選択肢が5つあり、その中から適切なものを複数選ぶ方式)です。試験の時間は120分に設定されています。
ケアマネジャーの受験資格
以下の業務を通算5年以上、従事している必要があります。
国家資格等に基づく業務
医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士、管理栄養士、精神保健福祉士
生活相談員
特定施設入居者生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、介護老人福祉施設、介護予防特定施設入居者生活介護などにおける生活相談員としての業務が対象。
支援相談員
介護老人保健施設における支援相談員としての業務が対象。
相談支援専門員
計画相談支援、障害児相談支援における相談支援専門員としての業務が対象。
主任相談支援員
生活困窮者自立相談支援事業などにおける主任相談支援員としての業務が対象。
ケアマネジャーの費用・料金
受験手数料は都道府県によって差がありますが、平均して8,000円前後となっています。実務研修も同様に差があり、2から6万円程度の費用が必要となります。
ケアマネジャーの通信教育
試験対策の通信教育があります。
ケアマネジャーの難易度・合格率
試験の難易度は年々高くなっているようです。令和元年度 (2019年10月13日)に行われた第22回の試験の合格率は18.5%でした。介護系の資格では難関資格と言えるでしょう。
ケアマネジャーの試験日程
年1回、毎年10月頃に実施されています。
働きながらケアマネジャーを取得するには
勉強をする時間の確保さえできれば働きながら資格の取得をすることは可能です。難関資格であることから、しっかりと計画を立てて自分に合った勉強の方法を行う必要があると言えるでしょう。