特定技能外国人介護人材はどこの国から雇用できる?各国の特徴を解説

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特定技能外国人介護人材はどこの国から雇用できる?

 

介護業界における慢性的な人手不足を背景に、「特定技能」制度を活用した外国人介護人材の受け入れに多くの法人が注目しています。
「特定技能の対象となる国籍はどこか」「自社の施設にはどの国の人が合っているのか」と悩む採用担当者様も多いのではないでしょうか。

本記事では、特定技能「介護」における主要な送出国の状況や特徴、そして2026年の最新動向について詳しく解説します。

 

特定技能「介護」における国籍別の受け入れ現状


特定技能外国人の受け入れにあたっては、各国の文化、宗教、言語的背景、そして行政手続きの難易度が大きく異なります。
それぞれの送出国の国別状況を正しく把握することが、採用活動をスムーズに進めるための第一歩となります。

以下に、主要な送出国ごとの基本データと、介護人材としての強みをまとめました。

 

主要送出国の特徴と介護人材としての強み

ミャンマー

介護分野への適性が高く評価されていますが、2026年現在の情勢変化に注意が必要です。
2021年のクーデター以降の情勢不安により、2025年12月から2026年1月にかけて、実質的に送り出し国が更に絞られているという不安定な状況が発生しています 。

 

  • 基本情報

人口は5,141万人で、1人あたりのGDPは約1,200USDと比較的低水準です。

 

  • 言語と文化

文法が日本語と同じ「主語+目的語+動詞」であり、言語の習熟に有利です 。思いやりがあり、困っている人を助ける精神が強いため、家族や友人を大切にする国民性が介護職に向いているとされます。

 

  • 宗教

①仏教:87.9%②キリスト教:6.2%③イスラム教:4.3%

 

  • 手続きの特徴

現地政府の規定により認定送出機関を通じた手続きが必須です。また、出国前に「海外労働者身分証明カード(スマートカード)」を取得することが義務付けられています。

 

ベトナム

特定技能の活用において、非常に実績の多い国の一つです。

 

  • 基本情報

人口は約9,7627万人で、1人あたりのGDPは約3,700USDです 。

 

  • 言語と文化

ベトナム語の文法は「主語+動詞+目的語」の順で英語と同じですが、漢字の音読みのルールが日本語とほとんど同じであるため、日本語学習面でのメリットがあります 。性格は明るくフレンドリーで、日本の生活に馴染みやすいと言われています 。

 

  • 宗教

①無宗教:86%②キリスト教:7%③仏教:5%

 

  • 手続きの特徴

海外労働管理局(DOLAB)が認定した送出機関の利用が必須です。日本で在留資格申請を行う前に、ベトナム側から「推薦表」の発行を受けるという独自の手続きがあります。

 

インドネシア

世界有数の人口規模を誇り、若年層が豊富な国です。

 

  • 基本情報

人口は約2億3,000万人規模で、1人あたりのGDPは約4,200USDです。

 

  • 言語と文化

国民の大多数(約87.9%)がイスラム教徒です。言語は「主語+動詞+目的語」の順で時制変化がありませんが、発音が日本語と似ているという特徴があります 。多様性を尊重するおおらかな国民性を持ち、スローペースで時間に縛られない傾向もあります。

 

  • 宗教

①イスラム教:86.93%②キリスト教:10.55%③ヒンズー教:1.71%④仏教/儒教 :0.82%

 

  • 手続きの特徴

制度上はエージェントを介さない直接雇用も可能ですが、労働市場情報システム(IPKOL)を利用した求人登録や、出国前のSISKOTKLN(海外労働者管理システム)への登録が必須となります。

 

フィリピン

ホスピタリティが高く、世界中に人材を送り出している国です。

 

  • 基本情報

人口は約1億903万人で、1人あたりのGDPは約3,500USDです 。PhilHealthやSSSといった社会保険の仕組みが整いつつあります。

 

  • 言語と文化

約86%がキリスト教(カトリック)を信仰しています 。タガログ語の文法は動詞が前にくるVSO型です。非常にホスピタリティが高く、おおらかで明るい性格を持つとされています 。

 

  • 宗教

①カトリック:83%②プロテスタント:10%③イスラム教:5%

 

  • 手続きの特徴

移住労働省(DMW)の厳格な保護ルールがあり、原則として認定送出機関を通じた採用が必須です。事前に移住労働者事務所(MWO)で雇用契約の承認を受け、海外雇用許可証(OEC)を取得しなければ出国できません。

 

スリランカ

真面目で親日的な人材が多く、今後の拡大が期待される国です。

 

  • 基本情報

人口は2,204万人で、1人あたりのGDPは約2,605USDです。国内の介護は主に家族が担っており、外部サービスを利用しにくい環境です 。

  • 言語と文化

約70%が仏教徒です。シャイで控えめな一方でスケジュールを大切にし、日本人と似たおおらかな性格を持っています。シンハラ語などは日本語と文法が似ています 。

 

  • 宗教

①仏教:70%②ヒンドゥー教:12.6%③イスラム教:9.7%④キリスト教:7.4%

 

  • 手続きの特徴

送出機関の利用と直接雇用の双方が認められています。日本へ出国する前に、スリランカ海外雇用局(SLBFE)のシステムを通じた登録手続きが必須とされています。

 

インド

圧倒的な人口規模を誇り、今後の大きなポテンシャルを秘めています。

 

  • 基本情報

人口は約14億人で、1人あたりのGDPは約2,127USDです 。

 

  • 言語と文化

約79.8%がヒンドゥー教徒です 。ヒンディー語の文法は日本語に似ています。インドでも高齢化が進んでいますが、国民保護制度が十分ではなく、介護は家族に依存する課題があります。

 

  • 宗教

①ヒンドゥー教:79.8%②イスラム教:14.2%③キリスト教:2.3%④シーク教:0.7% ⑤仏教::0.7%

 

  • 手続きの特徴

国家技能開発公社(NSDC)が管轄しています。他国に見られるような政府発行の推薦状や、事前の煩雑な承認プロセスが少なく、日本側の手続きをベースに進めやすい傾向があります。

 

カンボジア

穏やかな国民性で、介護現場での活躍が期待されます。

 

  • 基本情報

人口は約1,677万人です。

 

  • 言語と文化

国民の大半が仏教徒です 。クメール語の文法は「主語+動詞+目的語」の順です。温和で穏やかな性格であり、親日的な感情を持っていることから、日本の職場環境にも適応しやすいと考えられています。

 

  • 宗教

①仏教:96.9%②イスラム教:1.9%

 

  • 手続きの特徴

労働・職業訓練省(MLVT)が認定した送出機関の利用が必須です。日本での在留資格申請にあたり、MLVTが発行する「登録証明書」の提出が求められます。

 

自社に最適な特定技能外国人介護スタッフは?国籍選びのポイント


特定技能の人材を受け入れる際は、以下の3つの視点を持つことが重要です。

 

言語習得のしやすさ:ミャンマーやスリランカ、インドのように、母国語の文法が日本語と同じ構造の国は、業務上のコミュニケーション習得が比較的早い傾向にあります。

宗教への配慮:インドネシア(イスラム教)などの人材を受け入れる場合、礼拝の時間の確保や食事に対する配慮が施設側に求められます。

最新の情勢リスク:ミャンマーのように、現在の情勢によって採用スケジュールに影響が出る可能性のある国については、最新の動向を注視する必要があります。

 

まとめ


特定技能の介護人材を雇用する際、国籍ごとの特徴や強みは多岐にわたります。

言語面での相性、宗教的背景、そして現地の最新情勢を総合的に判断し、自社の受け入れ態勢に最もマッチする国を選ぶことが、長期的な定着と活躍に繋がります。

 

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