2026年(第38回)介護福祉士国家試験の合格点と合格率・合格ラインについて解説

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介護福祉士合格点_1

 

「介護福祉士国家試験の合格点ってどれくらいだろう」

「過去の合格点の推移や、自分の得点で合格できるか知りたい」

このようにお悩みではありませんか?

この記事では、静岡県介護福祉士国家試験の合格ラインや合格点をはじめとする、2026年1月実施の第38回介護福祉士国家試験最新情報について解説いたします。

なお、こちらの記事では、試験終了後から合格情報速報を随時公開予定です。また、過去の合格率の推移に加え、受験体験に基づく試験対策なども解説しています。

実際に介護福祉士国家試験を受験したスタッフの体験談も掲載しておりますので、

試験開始~終了までの様子や会場の雰囲気など詳しく知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

 

第38回 | 2026年介護福祉士国家試験 基本情報


ここでは、2026年1月に実施された第38回介護福祉士国家試験の基本情報について説明します。

 

第38回介護福祉士国家試験

  • 試験日:2026年(令和8年)1月25日 日曜日
  • 合格発表日:2026年(令和8年) 3月16日 月曜日 午後2時

 

試験地

北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

 

例年、静岡県の会場は「ツインメッセ静岡」であることが多いです。

 

試験科目

  1.  人間の尊厳と自立、介護の基本
  2.  人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
  3.  社会の理解
  4.  生活支援技術
  5.  介護過程
  6.  こころとからだのしくみ
  7.  発達と老化の理解
  8.  認知症の理解
  9.  障害の理解
  10.  医療的ケア
  11.  総合問題

 

第38回 | 2026年介護福祉士国家試験の合格基準点はどれくらい?


介護福祉士合格点_2

 

介護福祉士国家試験の合格基準点は、総得点の約60%が目安です。

ただし、試験の難易度によって毎年調整されます。また、得点が基準点を上回っていても、全ての科目群で得点がない場合は不合格となってしまいます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

合格基準点は総得点の約60%、ただし試験の難易度によって調整される

介護福祉士国家試験の合格基準点は、総得点125点に対し約60%の得点です。

第37回試験(2025年)では、総得点125点中70点以上で合格となりました。

 

ただし、合格基準点は、その年の試験問題の難易度をふまえて調整されるため、60%はあくまで目安です。例えば、第36回試験(2024年)では総得点125点中67点が合格基準点でした。過去5年間の合格率の推移は、以下のとおりです。

実施回 実施年度 合格基準点
第33回 2021年 75点
第34回 2022年 78点
第35回 2023年 75点
第36回 2024年 67点
第37回 2025年 70点

 

 

全ての科目群で得点がないと不合格になる

介護福祉士国家試験では、全ての科目群で得点する必要があります。

合格基準点を上回っていても、1つでも0点の科目群があると不合格になります。科目群とは、関連する科目をまとめたものです。

苦手な問題があったとしても、その科目群に属する他の問題で得点できれば問題ありません。

これから受験される方は、苦手分野は基礎を固め、得意分野で確実に得点できるよう対策しましょう。

※表は令和6年に厚生労働省が公表しているものです。今後、変更となる可能性もありますので、あくまでも参考程度にしてください。

厚生労働省「介護福祉士国家試験に関する参考資料」

令和6年版,2024.https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/001256264.pdf,P.15(参照 2025-1-11)

 

介護福祉士国家試験の過去の合格率


2025年3月に発表された第37回介護福祉士国家試験の合格率は、78.3%でした。前回の82.8%と比べると、やや減少しているものの高い水準を維持しています。

受験者数は75,387名、合格者数は58,992名でした。

試験対策をしっかり行えば、十分に合格可能性があることを示しています。

次回受験される方は、過去問を繰り返し解く、模擬試験を受けるなど、計画的に学習を進めて合格を目指しましょう。

 

介護福祉士国家試験の過去の合格率の推移

介護福祉士合格率 過去10年

年度 受験者数 合格者数 合格率
2020 84,032名 58,745名 69.9%
2021 84,483名 59,975名 71.0%
2022 83,082名 60,099名 72.3%
2023 79,151名 66,711名 84.3%
2024 74,595名 61,747名 82.8%
2025 75,387名 58,992名 78.3%

 

厚生労働省 介護福祉士国家試験の受験者・合格者・合格率の推移

 

過去の介護福祉士国家試験の合格率を見ると、70%前後で安定していたことが分かります。第35回(2023年)では84.3%と大幅に上昇し、第36回(2024年)でも、82.8%と高い合格水準です。

合格率上昇の背景には、介護人材不足解消を目的とした国や自治体の施策の影響が考えられます。

今後も高い合格率が維持されると予想されますが、試験の難易度や社会情勢によって変動する可能性も否定できません。合格を目指し、油断せずに対策を行いましょう。

 

第38回 | 2026年介護福祉士国家試験からスタートするパート合格制度について


介護福祉士パート合格について解説

 

令和7年度(第38回)介護福祉士国家試験から、「パート合格制度」が始まりました。

これは、受験者の負担軽減と学習機会の確保を目的にしており、1回の試験で不合格になっても、基準をクリアしたパート(科目群)は、翌年(2回目)受験する際に持ち越せる制度です。

つまり、パートごとの合格を何回か重ねれば国家資格を取得できるという制度です。

 

パート合格制度の仕組み

試験科目を3パートに分け、一定の基準を満たしたパートは翌年・翌々年(2年)までその科目の受験が免除されます。つまり、1回の試験で全パートに合格できなくても、数回に分けて不合格パートを受験し、最終的に全パートが合格した年度に介護福祉士資格を取得できるというものです。各パートと出題数を確認しましょう。

全体の合格基準はこれまで通り6割程度です。パートごとの合格基準は、全体合格基準を全受験者の平均得点比率で按分した点数以上で、かつ各科目群に得点がある(0点科目がない)こととなっています。

翌年に再受験する際には不合格パートの受験は必須であり、合格パートがない場合は全パート受験、また一部合格している場合は「不合格パートのみ」または「全パート」を選択できる仕組みとなっています。

 

パート合格制度の導入の目的

高齢化の進展により介護ニーズがますます深刻化する一方、介護の担い手の中心となる介護福祉士の合格者数は減少しており、その確保は喫緊の課題です。こうした状況を踏まえ、学習のしやすさと受験者の利便性向上を目的として、合格した科目を次回以降に持ち越せる「パート合格(合格パートの受験免除)」制度が導入されました。

<参考:介護福祉士国家試験におけるパート合格(合格パートの受験免除)の導入について|厚生労働省

 

合格パートの有効期限

合格したパートは、受験年の翌々年までを有効期限として受験が免除されます。

つまり、2026年1月25日の試験で一部パートが基準を満たした場合、2028年度の末までそのパートは合格の権利があるということです。ちなみに2027年の試験でもう一度そのパートを合格すれば2029年度末に引き延ばすことができます。

 

介護福祉士パート合格制度はどんな人が得する?

介護福祉士のパート合格制度は、下記のような方にメリットがあります。

 

働きながら試験を受ける人

介護の現場でフルタイムやパートタイムで働きながら試験準備をする人にとって、試験勉強に十分な時間を確保するのは困難です。各パートごと部分的に試験を分割して受けられることで、学習の負担を軽減し、合格の可能性が高まります。

 

主婦(主夫)や子育て中の人

家庭や育児の両立が必要な受験者にとっても、この制度は魅力的です。一度に全科目をクリアするプレッシャーから解放され、柔軟な学習計画を立てやすくなります。

 

高齢の受験者

年齢を重ねた受験者にとって、一度に大量の学習内容を習得するのは難しい場合があります。パートごとの試験は、負担を分散させるうえで効果的です。

この制度は、特に多様な背景を持つ受験者のニーズに対応し、資格取得への道を広げることを目的として導入されています。

 

外国人労働者

外国人の介護労働者は、言語や文化の違いが試験の大きな壁となる場合があります。パート合格制度を利用することで、特定の科目に集中して準備でき、言語を含めた試験全体に対するストレスを軽減できます。

 

体験談 | 介護福祉士国家試験!試験直前の様子と会場の雰囲気


 

ここでは、実際に介護福祉士国家試験を受験した経験をもとに、よくある質問と回答をまとめました。試験対策や試験当日の流れなど、受験する方が気になるポイントを詳しく解説します。

 

試験に出る確率の高い問題は?

介護福祉士国家試験では、過去問で繰り返し問われている問題が出題されやすい傾向があります。よって、過去問を中心とした学習方法で試験に合格できる可能性が高くなると言えます。

特に「生活支援技術」分野は、出題数が26問と最も多い重要科目です。食事や入浴、排泄といった基本的な三大介助から、終末期のケア対応など幅広い知識が問われます。過去問でも頻繁に出題されているため、何度も解いてパターンを覚えてしまいましょう。

効果的な学習方法としては、過去5年〜10年分の過去問を徹底的に繰り返し解くことです。頻出する問題や分野、出題傾向を理解できます。最初は難しく感じるかもしれません。しかし、繰り返すうちに、徐々に出題傾向が分かってくるものです。

また、介護福祉士国家試験では合格基準点をクリアしていても、科目群すべてで得点しなければ不合格となります。そのため「人間の尊厳と自立」や「医療的ケア」など、問題数が少ない科目群でも確実に得点できるよう、しっかり対策しておきましょう。

過去問を解く際は、正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢についても、なぜ間違っているのかを理解することが重要です。このように学習することで、問題への理解がより一層深まり、応用力を高められます。

 

過去問で出なかった問題が出題された場合はある?

介護福祉士国家試験では、「過去問で見たことがない問題が出題される」と考えておいて良いでしょう。「満点を取らせないための問題」というのが、試験には設定されているものです。これまでの出題傾向を見ても、目新しい問題が出題されています。

しかし新しい問題の割合は、試験全体で見るとそれほど多くはありません。過去問をしっかり学習し、基本を固めていれば、十分に合格ラインに到達できるでしょう。

目新しい問題の中には、介護保険法の改正や新しい介護技術に関する問題も含まれます。そのため、日頃から介護分野全体に興味を持ち、最新情報をチェックしておくことが重要です。

厚生労働省のWebサイトや、介護関連のニュースサイトなどを活用し、知識をアップデートしておけば、目新しい問題が出題されても落ち着いて対応できます。過去問をベースに幅広く学ぶことで、見たことがない問題にも慌てず対応することが可能です。

 

試験直前に心掛けておくべきポイント

試験直前には、体調管理を万全にし、これまでの学習内容の最終確認を行いましょう。試験本番で実力を発揮するためには、万全な体調で受験することが大切です。

また、試験前日は新しい問題に手を出さず、これまで解いてきた問題で間違えた箇所の見直しをしましょう。また、試験会場へのアクセスや当日の持ち物チェックも余裕を持って早めに済ませておくことが大切です。

 

試験直前にやるべきこと

  • 体調管理

十分な睡眠時間を確保する
栄養バランスの良い食事を心がける
感染症などを防ぐため、人混みはなるべく避ける

  • 学習

過去問などで繰り返し間違えた問題の確認
苦手分野の要点整理

  • 試験当日の準備

試験会場へのアクセス確認
持ち物チェック(受験票、筆記用具、腕時計など)

  • メンタル面の調整

深呼吸やストレッチでリラックス
今まで頑張ってきた自分を信じる

今までの努力が自信となります。自分を信じて、試験当日を迎えましょう。

 

受験後にやったことや受験後の流れについて

受験後、最初にやったことは、自己採点です。

試験当日の夜や翌日に、多くの資格スクールなどが、インターネット上で解答速報を公開してくれます。科目群別に、正答率を確認できるのでとても便利です。ただし、解答速報は確定したものではありません。あくまでも目安として参考にしましょう。

介護福祉士国家試験の合格発表は、例年3月下旬に公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのWebサイト上で行われます。また、合格者には、合格通知が自宅に郵送で届きます。

合格通知を受け取ったら、まず行うのは資格登録です。試験に合格しても、資格登録を行わなければ、介護福祉士として仕事ができません。必要な申請書は、合格通知と一緒に郵送されてきます。

登録手続きが完了すると、後日、介護福祉士の登録証が郵送されます。この登録証が手元に届いて初めて「介護福祉士」を名乗って仕事ができるのです。

合格発表までの期間は、自己採点の結果を踏まえて、どのように過ごすかを決めましょう。合格の可能性が高い場合は、転職活動を始めるなど、介護福祉士として働くための準備を進めるのも良いでしょう。

一方、合格基準点ギリギリの場合や、残念ながら不合格の可能性が高い場合は、次回の試験に向けて早めに学習計画を立てることも重要です。いずれにしても、合格発表までの期間を有効に活用しましょう。

 

試験当日に感じたことや会場の雰囲気

試験当日の朝、私はかなり緊張していました。

電車やバスを乗り継いで、試験会場の最寄り駅に着くと、すでに大勢の受験生らしき人たちが集まっていたのです。おそらく何千人という規模だったと思います。

試験会場へ続く道は、多くの受験生で埋め尽くされ、独特の緊張感でした。しかし、私は過去問を何度も繰り返し解いて合格の自信があったので、雰囲気に飲まれることなく、緊張せずに済んだのだと思います。やはり、事前の準備が大切ですね。

試験会場内も、緊張感に包まれていたと思います。ただ、私は同じ職場から一緒に受験したメンバーもいたので、休み時間には会話を楽しんで、適度にリラックスできました。

ここでお伝えしたいのは、学校の受験と大きく違うのは、「受験生全員が仲間」ということです。もちろん合否はありますが、介護福祉士試験は合格率も高く、「将来一緒に働くかもしれない仲間と試験を受ける」という意識を持つと、プレッシャーを感じずに済みます。

「競争相手を蹴落とす」ような試験とは違うのです。リラックスして、大きな気持ちで試験に臨むことが大切だと感じます。そんな意識を持つことで、自然と落ち着いて試験に臨めるのではないでしょうか。

 

介護福祉士国家試験に関するお役立ち情報


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ふじのくに静岡介護求人ナビでは、介護福祉士国家試験にまつわるお役立ち情報を随時配信中!その他にも実務者研修、介護福祉士、ケアマネージャーの方に向けた最新情報を毎月配信しています。

気になる点や記事にまつわる求人を紹介してほしい、等のご要望にもお応えいたします。

介護福祉士国家試験の合格後の手続きについては下記でもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

介護福祉士国家試験に合格したら?資格登録の流れや必要書類について解説

 

静岡県で介護福祉士になるためにできること


介護福祉士合格点_6

この記事では、2026年1月に実施された第37回介護福祉士国家試験の基本情報、合格基準点、過去の合格率、そして受験体験談に基づく学習のポイントなどを解説してきました。

過去問で頻出の「生活支援技術」は、出題数が多い最重要科目です。また、全科目群で得点できるよう、苦手分野の克服にも努めましょう。ただし、試験直前は新しい問題に手を出すよりも、今まで間違えた問題を復習することが大切です。また、試験当日の持ち物や会場までのアクセスを事前に確認しておきましょう。前日までに試験会場へ足を運んでおくことをおすすめします。

試験後には、解答速報サイトで自己採点を行い、合否の感触を確認しましょう。合格発表までの期間は、自己採点の結果を踏まえ、有意義に過ごすことが大切です。合格の可能性が高い方は、介護福祉士として働くための準備を始めましょう。

 

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