介護職関連資格
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精神保健福祉士とは
精神科ソーシャルワーカー(PSW)とも呼ばれ、精神保健福祉士法にもとづく国家資格となります。仕事内容は、精神的な障害のある人の相談に応じ、日常生活を送るためのサポートになります。具体的には、家族や関係機関との連絡や調整を行い在宅生活への移行や社会参加を目指す支援、住まいや仕事・学校に関する手続き、各種の支援制度・サービスの紹介や利用の調整などです。勤務先は、精神科のある医療機関や生活支援サービスを行っている事業所、自治体や保健所などの行政機関、保護観察所等の司法施設、社会福祉協議会、ハローワークなどとなります。
精神保健福祉士の試験内容
試験科目は、以下の17科目です。
- 人体の構造と機能及び疾病
- 心理学理論と心理的支援
- 社会理論と社会システム
- 現代社会と福祉
- 地域福祉の理論と方法
- 社会保障
- 低所得者に対する支援と生活保護制度
- 福祉行財政と福祉計画
- 保健医療サービス
- 権利擁護と成年後見制度
- 障害者に対する支援と障害者自立支援制度
- 精神疾患とその治療
- 精神保健の課題と支援
- 精神保健福祉・相談援助の基盤
- 精神保健福祉の理論と相談援助の展開
- 精神保健福祉に関する制度とサービス
- 精神障害者の生活支援システム
試験の合格基準は総得点の60%程度(問題の難易度で補正あり)となっています。
精神保健福祉士の受験資格
受験資格は以下のようになっています。
- 4年制大学で指定科目を修めて卒業した者
- 2年制(又は3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、指定施設において2年以上(又は1年以上)相談援助の業務に従事した者
- 精神保健福祉士短期養成施設(6月以上)を卒業(修了)した者
- 精神保健福祉士一般養成施設(1年以上)を卒業(修了)した者
精神保健福祉士資格試験の費用・料金
受験費用は17,610円になります。
精神保健福祉士の通信教育
受験資格を、保健福祉系のカリキュラムを持った大学の通信部に入学することで取得できます。
※スクーリングがある場合もあります。
精神保健福祉士の難易度・合格率
この数年は、おおよそ62%程度の合格率となっており、難易度はそれほど高くはないと言えるでしょう。
精神保健福祉士の試験日程
試験は、毎年2月の初旬にあり2日間の日程となっています。
働きながら精神保健福祉士を取得するには
一般養成施設等の夜間コースや、大学の通信部もあるので働きながら受験資格を得ることは可能と言えるでしょう。