介護職としてデイサービスで働きたいと考えている方もいるでしょう。
デイサービスは夜勤がなく、残業も少ない職場です。
育児や家事の両立、趣味や勉強の時間がほしい、などといった要望にも対応可能です。
デイサービスでの介護職の仕事の魅力は？注意点はあるか？など、デイサービスにおける介護職の仕事内容について詳しく紹介します。
Contents
デイサービスとは
デイサービスとは施設に通いながら、QOLの向上を目指す高齢者を対象としたサービスです。
介護保険の「通所介護」のことで、利用者は日帰りで施設に通い、できる限り自宅で生活ができるようさまざまなサービスを受けます。
デイサービスでは主に、機能訓練、食事、入浴、レクリエーションを提供します。
機能訓練では歩行訓練や関節可動域訓練、誤嚥対策の運動など、日常生活がスムーズに遅れるような訓練をします。
入浴は介護職員がサポートをしながら、食事は栄養バランスのとれた食事を提供。
レクリエーションは脳トレや体を動かすゲーム、またはカラオケや作品の制作など、楽しみながらも、脳や体の機能訓練を備えた内容です。
一人で食事が作れない、入浴が困難である、といった方のほか、家に閉じこもってばかりいる方にも利用してほしい施設です。
また、デイサービスは家族の介護負担を軽減することも可能です。
このような役割を担うデイサービスの一日はどういったものか、デイサービスで働く介護職員の一日を紹介します。
静岡デイサービス紹介
参考：アクタガワ 生活リハビリ 藤枝小石川 デイサービスセンター
アクタガワ生活リハビリ藤枝小石川デイサービスセンターは、利用者さんが生きがいを感じながら生活できるサポートを実践しています。
充実した機能訓練はもちろん、さまざまなレクリエーションが魅力です。
ポイントカードを使った買い物では、ノートなどの文房具用品やハンカチ、食品などバラエティに富んだ商品の中からどれを選ぼうか考えたり、リクエストした商品を手に取って満足していたり、利用者さんの楽しそうな様子が伺えます。
おやつレクでは食材をカットしたり、中華ちまきを包んだり、食を楽しむ体験を実施。
スイーツバイキングでは選ぶ楽しみやそれを味わうおいしさなどを体験しながら、スタッフや周りの仲間とのコミュニケーションを取ることの楽しさを感じてもらいます。
デイサービスの介護職仕事内容
デイサービスにおける介護職の主な仕事は、フロアでの見守り介助と入浴介助です。
具体的な仕事内容や役割について紹介します。
デイサービスの介護職仕事内容①フロアでの見守り介助
施設での利用者さんの安全を守るのは、介護職の重要な役割です。
フロアでの見守り介助は、利用者さんの安全と、楽しく過ごせているかどうかを確認しながら行います。
転倒や転落、誤嚥などをしないよう、安全な歩行ができるよう介護職は傍で見守り、事故を防ぎます。
必要のない場合は、利用者さんの身体には触れず、行動や言動を見守ることが必要です。
また、持病を持っている場合もあるので、身体に異変が起きていないか、体調不良はないかなどにも目を配ることが必要です。
施設ではちょっとしたイベントなども開催します。
その際にも、孤立していないか、楽しんでいるか、などを気にかけながら見守るのも介護職の仕事です。
デイサービスの介護職仕事内容②入浴介助
介護職の大きな仕事の一つが、入浴介助です。
浴室までの移動介助、浴室で身体を洗う、入浴のサポートが主な仕事です。
更に必要に応じて、薬の塗布などもおこないます。
入浴介助は転倒や沈溺などの事故を避けるため、細心の注意をしなければなりません。
気を遣いながら、温度や湿度の中で身体を支えながらおこなう入浴介助は、重労働ともいえる仕事です。
利用者さんの要介護度に合わせた配慮も求められます。
入浴介助は身体を清潔に保ち、感染症の予防にもなり、利用者さんの最低限の生活のためには欠かせないケアです。
自宅で介護をする家族の負担を軽減することもできます。
入浴介助は大変な仕事ではありますが、入浴介助のみで求人があるくらい大切な仕事です。
安全性を保ちながら、利用者さんにリラックスしてもらえるようなケアが求められます。
デイサービスの介護職仕事内容一日の流れ
実際にアクタガワ生活リハビリ藤枝小石川デイサービスセンターで働く介護職の方の一日のスケジュールを紹介します。
デイサービスに興味があり、働いてみたいと考えている方に実際就業するイメージの助けになれば幸いです。
- 9：30 迎え到着・健康管理
-
9：45 機能訓練タイム（生活リハビリ）
- 10：30 入浴
- 12：00 昼食
- 13：30 レクリエーション
- 15：00 ティータイム
- 16：35 終了・送り
デイサービスの介護職で働くメリット
デイサービスの仕事は日勤のみです。
残業も少ないので、プライベートを充実させることもできるでしょう。
利用者さんとのコミュニケーションを取り、やりがいを感じながらできる仕事でもあります。
デイサービスの介護職で働くメリットについて紹介します。
デイサービスの介護職で働くメリット①日勤のみ
デイサービスの仕事は日勤のみで夜勤はありません。
利用者さんは送迎で朝に施設に来て、夕方に帰ります。
夜勤がないので、身体的負担も少ない点はメリットです。
夜勤があると、体内時計がくるい睡眠不足になるなど体調不良を起こしやすくなります。
疲労も溜まりやすく、身体的につらくなることも少なくありません。
日勤のみであれば、体調管理もしやすく仕事にも集中できるでしょう。
デイサービスの介護職で働くメリット②残業が少ない
基本的に残業が少ないのもメリットの一つです。
デイサービスは利用者さんが施設にいる時間が決まっています。
残業がなければ家に帰って家族との時間が取れたり、趣味や勉強などプライベートを充実させることができます。
家事や育児の時間も確保することが可能です。
早めに家に帰れれば、疲労回復の時間も取れるでしょう。
プライベートの充実は仕事への集中力を高めるものです。
デイサービスは残業が少ないため、プライベートを大切にすることができます。
デイサービスの介護職で働くメリット③利用者さんとのあたたかい交流や丁寧なケアができる
レクリエーションや季節ごとのイベントなどを通して、利用者さんとの心の通った交流ができます。
レクリエーションでは利用者さんの笑顔が多く見られます。
作品を作る催しでは、真剣なや一生懸命取り組む姿も見ることができます。
そういった体験を楽しんでくれる利用者さんからは「ありがとう」という感謝の言葉を聞くこともできます。
自分のしたことがすぐにその場で感謝される、笑顔でこたえてくれる、といったことは介護職として大きなやりがいに繋がるでしょう。
利用者さんの様子をじっくり見守り、一人ひとりに適切なサポートをするのが介護職の仕事です。
利用者さんの傍で、丁寧なケアができるのもやりがいとなります。
利用者さんとのコミュニケーションを取るなかで、名前を覚えてもらったり、ありがとうと言われたりすることで、介護職としての充実感を得られるのもメリットです。
利用者さんの笑顔を見ることができると、利用者さんに楽しく快適な時間を過ごせる環境を提供しているという実感がわいてきます。
その使命感はデイサービスの介護職としても、大きなやりがいになるでしょう。
デイサービスの介護職で働くデメリット
やりがいを感じられる点も多いデイサービスでの仕事ですが、難しい点もあります。
仕事をするうえでデメリットについても把握しておくことが必要です。
デイサービスの介護職で働くデメリットについて解説します。
デイサービスの介護職で働くデメリット①日によって利用者さんが異なる
デイサービスは日によって利用者さんが異なります。
そのため、利用者さん一人ひとりに適したケアをするためにも、その日に施設を利用する利用者さんのことを把握しておかなければなりません。
利用者さんの要介護度や身体の状態、その日の体調なども違い、それによってケアも異なるので臨機応変な対応も必要です。
利用者さんとのコミュニケーションを取るには、身体的なことも含め性格なども理解しておく必要があります。
信頼関係を構築するうえでも、利用者さん一人ひとりを理解し、その人に合ったケアをしていかなければなりません。
それができないと、トラブルの原因になったり、最悪の場合利用者さんの体調に影響したりすることもあります。
そのようなことがないよう、準備や臨機応変な対応が必要です。
デイサービスの介護職で働くデメリット②運転が求められる場合あり
デイサービスでは送迎サービスを行うため、時には運転を求められる場合があります。
通常は第一種の普通自動車運転免許があればいいのですが、規模が大きい場合は中型普通自動車免許や大型普通自動車免許が必要になることもあります。
利用者さんの中には歩行が安定していなかったり、車いすでの移動が必要だったりします。
運転はもちろん、乗降する際も安全なサポートが求められます。
まとめ
デイサービスにおける介護職の主な仕事は、利用者さんの見守りと入浴介助です。
利用者さんの体調だけでなく、楽しく過ごしているか、周りとのコミュニケーションはどうか、などを見守り、安全に安心して時間を過ごせるよう見守るのが仕事です。
デイサービスの時間を楽しく、充実して過ごしてもらうためにも、介護職は利用者さん一人ひとりを理解しその人に合ったサポートをしていかなければなりません。
利用者さんから感謝されたり、笑顔を見られたりするのは、介護職としてのやりがいにもつながるでしょう。
夜勤もなく基本的に残業も少ないので、プライベートを充実させることも可能です。
デイサービスで介護職として働くことに興味を持ったら、施設見学などに足を運んでみてはいかがでしょうか。
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