介護職辞めたい?介護職の退職理由ランキングと職場選びのポイント

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はじめに

育児などで介護職を離れていた人が仕事復帰する際、今までの経験を活かして再び介護職に復帰することを考えるかもしれません。

しかし、近年では介護職の離職率の高さや、人材不足が問題となっており、介護職に復帰しても「また退職してしまうのではないか」という不安が出ることがあります。

 

このコンテンツでは、介護業界の離職理由に深く迫っています。

介護職の離職理由は様々ですが、多くの人が抱える悩みや不安は共通しており、信頼できるデータを基に退職理由ランキングを紹介します。

 

さらに、退職後のキャリアアップや、職場選びのポイントも解説していますので、このコンテンツを通して将来のビジョンを描いてみてください。

 

介護業界の離職事情

介護職は、高齢者や身体に障害がある人を直接支援できるため、やりがいのある仕事です。

一方で、介護職は大変な職業でもあるので、離職率が高いと考える人もいるでしょう。

では、実際にどうなのか、信頼できるデータを基に現状を見てみましょう。

 

介護業界の離職率は?

 

産業の種類 離職率
全産業 14.9%
医療・福祉 14.5%

 

政府統計ポータルサイトの「2007年 雇用動向調査 年次別推移」の情報によると、2017年における医療・福祉の離職率は14.5%と報告されています。

全産業での離職率は14.9%で、医療・福祉の離職率のほうが若干低い状況です。

 

全体の離職率を押し上げているのはサービス業で、宿泊業・飲食サービス業では29.8%、生活関連サービス業・娯楽業では21.9%の離職率です。

サービス業ではパートやアルバイトなど短期雇用で勤める人もいるため、特に離職率が高くなっていると考えられます。

 

一方で、医療・福祉は全産業の離職率よりは低い状況ですが、サービス業を除くと不動産業・物品賃貸業に次いで医療・福祉の離職率が高い状況です。

 

介護業界の離職率が高い(と思われている)理由は?

前述の通り、医療・福祉分野は、全産業と比べて離職率が高いわけではありません。

しかし、医療・福祉分野では、全産業19種のうち5番目に離職率が高い状況のため、離職率が低いとは言えないでしょう。

 

医療・福祉分野の離職率が高い理由は、複数あります。

介護職は体力や精神的に大変な仕事である点が、理由のひとつでしょう。

また、介護職は、人間関係が大変、給料が安い、休みが取りにくいといったネガティブなイメージがあることも、離職率が高いと言われる理由と関係しているのかもしれません。

 

介護職の退職理由トップ5

「令和4年度 介護労働実態調査」によると、介護職の退職理由トップ5は以下の通りです。

 

退職理由 割合
職場の人間関係に問題があったため 27.5%
法人や施設・事業所の理念や運営の在り方に不満があったため 22.8%
他に良い仕事・職場があったため 19.0%
収入が少なかったため 18.6%
自分の将来の見込みが立たなかったため 15.0%

 

男性は理念や運営の在り方に不満を持つ人が30.3%と多いのに対し、女性は人間関係に不満を持つ理由が26.9%で最も高いと報告されています。

 

職場の人間関係に問題があったため

介護職はチームで仕事をするため、意見が合わない人がいる職場や、コミュニケーション不足で連携が取れない場合は、離職を考える人が出る可能性があります。

 

これらの問題は、上司や先輩との関係性や、同僚との間でも発生することがあるため、介護職は幅広い人と効果的にコミュニケーションを取らなければなりません。

しかし、職場によっては上司や先輩に相談しにくい現状や、スタッフ同士が仕事以外で話をする機会が少ない現状があるため、離職につながる可能性があります。

 

法人や施設・事業所の理念や運営の在り方に不満があったため

男性介護職員が職場の理念や運営の在り方に不満を持つ傾向がありますが、女性職員も離職原因となることがあります。

 

これらの問題は、仕事へのモチベーションに影響を与えるでしょう。

例えば、もう少し丁寧に利用者さん一人ひとりに関わりたいと考えているのに、職場の方針が異なると、徐々に不満が蓄積してしまう可能性があります。

また、価値観が異なるスタッフが多い職場では、人間関係が原因でストレスを感じることがあります。

 

他に良い仕事・職場があったため

他の業種に魅力を感じ、離職するケースがあります。

この場合、介護職に不満を感じているというよりも、別の業種に挑戦してみたいというポジティブな理由で離職するケースです。

 

また、現在の職場で不満を抱えていると、離職する可能性があります。

例えば、労働環境や給与面で不満がある場合や、人間関係で悩みがある場合でより良い職場が見つかれば、離職を考える場合もあるでしょう。

 

収入が少なかったため

介護職における収入面の問題に対しては、「介護職員処遇改善加算」など国の施策があります。

そのため、以前と比べると介護職の給与面は改善されてきていますが、それでも収入面の不満をきっかけに離職を考える人もいます。

 

例えば、仕事内容と収入面が見合っていないと感じる人もいるでしょう。

他にも、経営者が人件費以外に資金を投じることを優先する職場では、介護職員の給与がなかなか上がらず、離職を考えることもあります。

 

自分の将来の見込みが立たなかったため

特に、介護職のキャリアアップを目指す人にとって、今の職場で管理職に就く可能性が低い場合は、離職を考えるきっかけとなるでしょう。

職場によっては、上のポジションが固定されており、管理職の入れ替えの可能性が低い状況が、理想的な職場でないこともあります。

 

また、給料がなかなか上がらない問題も離職理由のひとつです。

例えば、将来家庭を持ちたい、子どもを産みたいと考えている人が、今の職場で収入面の改善余地がないと感じる場合、将来に対する不安から離職を考える可能性があります。

 

介護職の今の職場への退職理由の伝え方

退職意向を職場に伝えるときは、いくつかの注意点があります。

円満退職するために、残される人への気配りを忘れないようにしましょう。

 

退職の意思は期間的に余裕を持って

民法では、退職日の2週間前に退職意思を伝えることが定められています。

 

ただし、2週間前に伝える方法は、引継ぎや新しい人材募集のことを考慮すると、残された人々への影響が考えられるため、現実的ではないとされています。

 

円満退職を目指すためにも、早めに退職意向を伝えるようにしましょう。

ほとんどの職場では、就業規則で退職手続きの方法が定められていますので、確認してください。

 

ネガティブな理由でもポジティブな内容にする

人間関係の問題などネガティブな理由で退職する場合でも、そのまま伝えるのは好ましくはありません。

 

例えば、ネガティブな退職理由でも、新しい仕事にチャレンジしたい、役職を目指したいといったポジティブな理由に変えると、悪い印象を与えないでしょう。

また、ネガティブな退職理由を伝えると、改善策を提案され引き止められる可能性があり、退職しにくくなってしまうため、注意してください。

 

嘘の退職理由はNG

法律上は、退職理由で嘘をついても問題はありません。

しかし、嘘をつくと退職理由に一貫性がなくなり、バレたときに退職の日まできまずい雰囲気になりやすいため注意してください。

 

特に注意が必要なのは、退職後も顔を合わせる可能性のある場合です。

顔を合わせる可能性がなくても、同僚から嘘が漏れる可能性もあるため、退職理由は正直に伝えるほうが賢明です。

 

退職と合わせて転職先の検討も

今の職場の離職を決意したら、同時に転職活動もすると良いでしょう。

辞めるまでに次の職場が決まっているのが、理想的な辞め方です。

 

介護職の就職・転職時のポイント

辞める理由を明確にしておくことで、問題解決する転職活動がしやすくなります。

 

例えば、収入の低さが退職理由のときは、キャリアアップを目指すのもひとつの方法です。

新たに資格取得を目指す場合、資格取得のサポートがある職場に転職すると、働きながら資格取得でき、費用の補助も得られるかもしれません。

 

収入面の改善を求めて転職する場合、転職先にキャリアパスや資格取得制度があるか確認すると良いでしょう。

他にも、勤務体制や待遇も確認しておくことで、収入面に不安がなく転職可能です。

 

転職エージェントを活用する

転職活動をスムーズに進める方法として、転職エージェントを利用するやり方があります。

 

転職エージェントは、あなたの希望条件やキャリアプランに合わせて、求人情報を提供してくれます。

また、面接時に伝えるべき点のアドバイスも可能です。

他にも、ボーナスアップ、収入アップを目指せる職場の紹介もあるため、現在の職場に不満があり転職を考えているなら、転職エージェントは頼れる存在になってくれるでしょう。

 

地元の転職エージェントのアクタガワHRMは、静岡県で20年以上の実績があります。

各種アドバイスから、求人情報の紹介、職場情報が豊富です。

また、派遣でのダブルワークのお仕事探しにも対応しており、収入アップを目指す人にもおすすめです。

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まとめ

現状を変えたい、新たなキャリアを目指したい、家庭環境に合わせた働き方をしたいと考えているなら、介護職の転職は良い選択となるでしょう。

より良い働き方を目指すため、この記事で紹介した内容をぜひ参考にしてください。

 

また、育児や家事をしながら転職活動をするのは大変な作業です。

自分で職場情報を探すのは容易ではないので、効率的に自分に合った職場を探したいときは、転職エージェントの利用も考慮すると良いでしょう。

 

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