
第38回介護福祉士国家試験は、2026年1月25日(日)に実施されました。
この記事では、2026年3月16日(月)午後2時に結果が発表される第38回介護福祉士国家試験の合格率や合格ラインのほか、合格後の免許申請手続きについて解説します。
Contents
第38回 | 2026年介護福祉士国家試験合格発表速報
【2026年3月16日更新】第38回 介護福祉士国家試験 結果概要
受験者数 78,469人
合格者数 54,987人
合格率 70.1%
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_71070.html
静岡県の合格発表者はこちらからご覧ください。
https://www.sssc.or.jp/sokuhou/keFc2hDuPnJiQ4j4t3GuDiLiFxnbLD/pdf/k/K22000001.pdf
静岡県合格者数: 1,670名
第38回 | 2026年介護福祉士国家試験合格発表日程
2026年における介護福祉士国家試験の筆記試験は、令和8年1月25日(日曜日)に実施されました。
合格発表までの日程は、以下のとおりです。
【第38回試験の日程】
| 筆記試験 | 令和8年1月25日(日曜日) |
| 実技試験 | 第37回試験より実技試験は廃止 |
| 合格発表 | 令和8年3月16日(月曜日)午後2時 |
※合格発表の結果は、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのホームページから確認できます。
第38回 | 介護福祉士国家試験に合格したら?合格後の申請手続き
試験合格者には、合格証書と登録申請書類が郵送されます。
必要書類と一緒に、速やかに社会福祉振興・試験センターへ郵送しましょう。
試験センターが受理してから約1ヶ月程度で登録証が発送されます。
介護福祉士の登録に必要な書類は、以下の通りです。
- 登録申請書:郵便局などで収入印紙9,000円分を購入し貼付する
- 振替払込受付証明書(お客さま用)の原本:郵便局で登録手数料3,320円を払い込み、貼付する
- 以下のいずれか1通(戸籍抄本の原本、戸籍の個人事項証明書の原本、「本籍を記載した」住民票の原本)
- 外国の国籍の方は、「国籍等を記載した」住民票の原本など
登録証交付までの流れ
ここでは、合格通知到着後から登録証交付までの全体の流れを解説します。
- 合格通知書が自宅に届く
- 必要書類などを簡易書留にて郵送する
- 試験センターが内容を確認し受理する
- 提出書類に不備などがなければ、1ヶ月程度で介護福祉士の登録証が届く
資格登録にかかる費用
登録申請書に添付する「収入印紙9,000円」および「登録手数料3,320円」合計12,320円が必要です。
合格発表後にすべきことについては、「関連記事:介護福祉士国家試験に合格したらやることは?資格登録の流れや必要書類について解説 」もご覧ください。
第38回 | 2026年介護福祉士国家試験 会場はどこだった?

介護福祉士の受験会場については、受験票に記入されています。
インターネットでは非公開ですが、静岡県で試験会場になる施設は「ツインメッセ静岡」であることが多いです。
これから受験する方にとって、受験会場への行き方は、事前に確認しておく必要があります。
公共交通機関以外は使用できないので、電車やバスの時刻を確認しておきましょう。
介護福祉士国家試験 合格率と合格ライン

介護福祉士国家試験 過去の合格率の推移

| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 2020 | 84,032名 | 58,745名 | 69.9% |
| 2021 | 84,483名 | 59,975名 | 71.0% |
| 2022 | 83,082名 | 60,099名 | 72.3% |
| 2023 | 79,151名 | 66,711名 | 84.3% |
| 2024 | 74,595名 | 61,747名 | 82.8% |
| 2025 | 75,387名 | 58,992名 | 78.3% |
| 2026 | 78,469名 | 54,987名 | 70.1% |
厚生労働省 介護福祉士国家試験の受験者・合格者・合格率の推移
配点と合格ライン
筆記試験の配点は、1問1点の125点満点です。合格基準は、以下の2つを満たしていることです。
- 総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上を取得していること
- 以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点していること
試験科目
- 人間の尊厳と自立、介護の基本
- 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術
- 社会の理解
- 生活支援技術
- 介護過程
- こころとからだのしくみ
- 発達と老化の理解
- 認知症の理解
- 障害の理解
- 医療的ケア
- 総合問題
関連記事:2026年介護福祉士国家試験の合格点と合格率・合格ラインについて解説
第38回 | 2026年介護福祉士国家試験からスタートするパート合格制度について

令和7年度(第38回)介護福祉士国家試験から、「パート合格制度」が始まりました。
これは、受験者の負担軽減と学習機会の確保を目的にしており、1回の試験で不合格になっても、基準をクリアしたパート(科目群)は、翌年(2回目)受験する際に持ち越せる制度です。
つまり、パートごとの合格を何回か重ねれば国家資格を取得できるという制度です。
【2026年3月16日更新】第38回介護福祉士国家試験 パート合格者情報
パート別合格(合格パート受験免除)者数
Aパート 3,935人 Bパート 1,509人 Cパート 6,181人
パート合格制度の仕組み
試験科目を3パートに分け、一定の基準を満たしたパートは翌年・翌々年(2年)までその科目の受験が免除されます。つまり、1回の試験で全パートに合格できなくても、数回に分けて不合格パートを受験し、最終的に全パートが合格した年度に介護福祉士資格を取得できるというものです。各パートと出題数を確認しましょう。
全体の合格基準はこれまで通り6割程度です。パートごとの合格基準は、全体合格基準を全受験者の平均得点比率で按分した点数以上で、かつ各科目群に得点がある(0点科目がない)こととなっています。
翌年に再受験する際には不合格パートの受験は必須であり、合格パートがない場合は全パート受験、また一部合格している場合は「不合格パートのみ」または「全パート」を選択できる仕組みとなっています。
パート合格制度の導入の目的
高齢化の進展により介護ニーズがますます深刻化する一方、介護の担い手の中心となる介護福祉士の合格者数は減少しており、その確保は喫緊の課題です。こうした状況を踏まえ、学習のしやすさと受験者の利便性向上を目的として、合格した科目を次回以降に持ち越せる「パート合格(合格パートの受験免除)」制度が導入されました。
<参考:介護福祉士国家試験におけるパート合格(合格パートの受験免除)の導入について|厚生労働省>
合格パートの有効期限
合格したパートは、受験年の翌々年までを有効期限として受験が免除されます。
つまり、2026年1月25日の試験で一部パートが基準を満たした場合、2028年度の末までそのパートは合格の権利があるということです。ちなみに2027年の試験でもう一度そのパートを合格すれば2029年度末に引き延ばすことができます。
介護福祉士パート合格制度はどんな人が得する?
介護福祉士のパート合格制度は、下記のような方にメリットがあります。
働きながら試験を受ける人
介護の現場でフルタイムやパートタイムで働きながら試験準備をする人にとって、試験勉強に十分な時間を確保するのは困難です。各パートごと部分的に試験を分割して受けられることで、学習の負担を軽減し、合格の可能性が高まります。
主婦(主夫)や子育て中の人
家庭や育児の両立が必要な受験者にとっても、この制度は魅力的です。一度に全科目をクリアするプレッシャーから解放され、柔軟な学習計画を立てやすくなります。
高齢の受験者
年齢を重ねた受験者にとって、一度に大量の学習内容を習得するのは難しい場合があります。パートごとの試験は、負担を分散させるうえで効果的です。
この制度は、特に多様な背景を持つ受験者のニーズに対応し、資格取得への道を広げることを目的として導入されています。
外国人労働者
外国人の介護労働者は、言語や文化の違いが試験の大きな壁となる場合があります。パート合格制度を利用することで、特定の科目に集中して準備でき、言語を含めた試験全体に対するストレスを軽減できます。
体験談 | 介護福祉士国家試験!試験直前の様子と会場の雰囲気

ここでは、実際に介護福祉士国家試験を受験した経験をもとに、よくある質問と回答をまとめました。試験対策や試験当日の流れなど、受験する方が気になるポイントを詳しく解説します。
試験に出る確率の高い問題は?
介護福祉士国家試験では、過去問で繰り返し問われている問題が出題されやすい傾向があります。よって、過去問を中心とした学習方法で試験に合格できる可能性が高くなると言えます。
特に「生活支援技術」分野は、出題数が26問と最も多い重要科目です。食事や入浴、排泄といった基本的な三大介助から、終末期のケア対応など幅広い知識が問われます。過去問でも頻繁に出題されているため、何度も解いてパターンを覚えてしまいましょう。
効果的な学習方法としては、過去5年〜10年分の過去問を徹底的に繰り返し解くことです。頻出する問題や分野、出題傾向を理解できます。最初は難しく感じるかもしれません。しかし、繰り返すうちに、徐々に出題傾向が分かってくるものです。
また、介護福祉士国家試験では合格基準点をクリアしていても、科目群すべてで得点しなければ不合格となります。そのため「人間の尊厳と自立」や「医療的ケア」など、問題数が少ない科目群でも確実に得点できるよう、しっかり対策しておきましょう。
過去問を解く際は、正解の選択肢だけでなく、不正解の選択肢についても、なぜ間違っているのかを理解することが重要です。このように学習することで、問題への理解がより一層深まり、応用力を高められます。
過去問で出なかった問題が出題された場合はある?
介護福祉士国家試験では、「過去問で見たことがない問題が出題される」と考えておいて良いでしょう。「満点を取らせないための問題」というのが、試験には設定されているものです。これまでの出題傾向を見ても、目新しい問題が出題されています。
しかし新しい問題の割合は、試験全体で見るとそれほど多くはありません。過去問をしっかり学習し、基本を固めていれば、十分に合格ラインに到達できるでしょう。
目新しい問題の中には、介護保険法の改正や新しい介護技術に関する問題も含まれます。そのため、日頃から介護分野全体に興味を持ち、最新情報をチェックしておくことが重要です。
厚生労働省のWebサイトや、介護関連のニュースサイトなどを活用し、知識をアップデートしておけば、目新しい問題が出題されても落ち着いて対応できます。過去問をベースに幅広く学ぶことで、見たことがない問題にも慌てず対応することが可能です。
試験直前に心掛けておくべきポイント
試験直前には、体調管理を万全にし、これまでの学習内容の最終確認を行いましょう。試験本番で実力を発揮するためには、万全な体調で受験することが大切です。
また、試験前日は新しい問題に手を出さず、これまで解いてきた問題で間違えた箇所の見直しをしましょう。また、試験会場へのアクセスや当日の持ち物チェックも余裕を持って早めに済ませておくことが大切です。
試験直前にやるべきこと
- 体調管理
十分な睡眠時間を確保する
栄養バランスの良い食事を心がける
感染症などを防ぐため、人混みはなるべく避ける
- 学習
過去問などで繰り返し間違えた問題の確認
苦手分野の要点整理
- 試験当日の準備
試験会場へのアクセス確認
持ち物チェック(受験票、筆記用具、腕時計など)
- メンタル面の調整
深呼吸やストレッチでリラックス
今まで頑張ってきた自分を信じる
今までの努力が自信となります。これから受験される方は、自分を信じて、試験当日を迎えましょう。
受験後にやったことや受験後の流れについて
受験後、最初にやったことは、自己採点です。
試験当日の夜や翌日に、多くの資格スクールなどが、インターネット上で解答速報を公開してくれます。科目群別に、正答率を確認できるのでとても便利です。ただし、解答速報は確定したものではありません。あくまでも目安として参考にしましょう。
介護福祉士国家試験の合格発表は、例年3月下旬に公益財団法人 社会福祉振興・試験センターのWebサイト上で行われます。また、合格者には、合格通知が自宅に郵送で届きます。
合格通知を受け取ったら、まず行うのは資格登録です。試験に合格しても、資格登録を行わなければ、介護福祉士として仕事ができません。必要な申請書は、合格通知と一緒に郵送されてきます。
登録手続きが完了すると、後日、介護福祉士の登録証が郵送されます。この登録証が手元に届いて初めて「介護福祉士」を名乗って仕事ができるのです。
合格発表までの期間は、自己採点の結果を踏まえて、どのように過ごすかを決めましょう。合格の可能性が高い場合は、転職活動を始めるなど、介護福祉士として働くための準備を進めるのも良いでしょう。
一方、合格基準点ギリギリの場合や、残念ながら不合格の可能性が高い場合は、次回の試験に向けて早めに学習計画を立てることも重要です。いずれにしても、合格発表までの期間を有効に活用しましょう。
試験当日に感じたことや会場の雰囲気
試験当日の朝、私はかなり緊張していました。
電車やバスを乗り継いで、試験会場の最寄り駅に着くと、すでに大勢の受験生らしき人たちが集まっていたのです。おそらく何千人という規模だったと思います。
試験会場へ続く道は、多くの受験生で埋め尽くされ、独特の緊張感でした。しかし、私は過去問を何度も繰り返し解いて合格の自信があったので、雰囲気に飲まれることなく、緊張せずに済んだのだと思います。やはり、事前の準備が大切ですね。
試験会場内も、緊張感に包まれていたと思います。ただ、私は同じ職場から一緒に受験したメンバーもいたので、休み時間には会話を楽しんで、適度にリラックスできました。
ここでお伝えしたいのは、学校の受験と大きく違うのは、「受験生全員が仲間」ということです。もちろん合否はありますが、介護福祉士試験は合格率も高く、「将来一緒に働くかもしれない仲間と試験を受ける」という意識を持つと、プレッシャーを感じずに済みます。
「競争相手を蹴落とす」ような試験とは違うのです。リラックスして、大きな気持ちで試験に臨むことが大切だと感じます。そんな意識を持つことで、自然と落ち着いて試験に臨めるのではないでしょうか。
まとめ
今回は、第38回介護福祉士国家試験の合格発表速報について解説いたしました。
介護福祉士の資格取得後には、上位資格の取得や施設長、ケアマネジャーを目指すなどのキャリアアップが期待できます。
介護福祉士は介護分野における専門的な知識・技術を持っている証なので、転職活動にも非常に有利です。
介護福祉士の資格取得をきっかけに、生活相談員や管理職を目指すために勤務する施設を変える人も少なくありません。
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