介護福祉士・介護職員 夏のボーナスが上がる職場をピックアップ

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ボーナス

介護福祉士や介護職員として働くなら、給与面で待遇がよい職場を選びたいでしょう。
とくにこれから教育費がかかる家庭では、重要なことです。
そのような希望がある人向けに、介護福祉士・介護職員のボーナスの現状や夏のボーナスが上がる可能性がある職場を紹介します。

2022年介護福祉士・介護職員 夏のボーナスは上がる?下がる?

介護

介護福祉士や介護職員として働いているなら、そろそろボーナス時期です。
ボーナスで気になるものといえば、ボーナス支給額ではないでしょうか。
住宅ローンや教育費がかかる家庭では、ボーナス額は見逃せないはずです。

実際にボーナス額がどうなるかは、厚生労働省による「介護労働者のストレスに関する調査結果報告書・令和3年度介護従事者処遇状況調査結果」を参考にするとわかりやすいでしょう。
データによると、サービス種類別で全体の59.8% が賞与等の支給金額の引き上げ予定となっており、2022年のボーナス額が上がる介護関連の職場が多いと予測ができます。

それでは、実際にどう変化するのか、夏のボーナスが上がる2つの理由を紹介します。

介護福祉士・介護職員 夏のボーナスが上がる理由①平均給与の変化

夏のボーナスが上がると予測できるのは、介護福祉士・介護職員の平均給与が上昇している現状があるからです。

実際にどのように変化しているかは、同じく厚生労働省による「介護労働者のストレスに関する調査結果報告書・令和3年度介護従事者処遇状況調査結果」のデータからわかります。
平均給与が上がっているか、令和2年と令和3年のデータを比較してみましょう。

表

 

 

 

 

 

このように、介護職員・介護支援専門員どちらも、令和2年より令和3年の平均基本給が上がっています。

介護福祉士・介護職員 夏のボーナスが上がる理由②給与引き上げ予定

さらに夏のボーナスが上がるのは、介護福祉士・介護職員の給与引き上げ予定の職場が多い理由もあります。

具体的にどうなのか、同資料にある「給与等の状況」のサービス種類別・経営主体別のデータを参考に判断することとします。

表2

 

 

 

 

 

このように、介護職全体の60%以上が給与引き上げている、または1年以内に給与引き上げ予定がある状況となっています。
給与が上がればボーナス支給額も上がると予測できるため、夏のボーナスは期待してもいいのではないでしょうか。

介護福祉士・介護職員 夏のボーナスがより上がる職場・働き方をピックアップ

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それでは、具体的にどんな職場で夏のボーナス上昇が見込めるのか詳しく見てみましょう。
同じく、厚生労働省のデータを参照しながら、夏のボーナスアップが期待できる職場を判断することとします。

介護福祉士・介護職員 夏のボーナスがより上がる①介護老人福祉施設

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夏のボーナス上昇が期待できる職場のひとつが、介護老人福祉施設です。
介護老人施設は、要介護高齢者のための生活施設となっています。
また、特別養護老人ホームともいいます。
ただし、定員29名以下の場合は、地域密着型介護老人福祉施設、または地域密着型特別養護老人ホームという名前です。

施設では、要介護高齢者が数人部屋または個室で生活をしています。
職員の仕事は、要介護高齢者に対して入浴・排泄・食事等の介護をすることです。
ほかにも、機能訓練や健康管理などの仕事もあります。

では、厚生労働省のデータで、介護老人福祉施設の給与引き上げ状況はどうなのでしょうか。
データによると、78.6% の施設が給与の引き上げ見込みだとわかります。
このような理由から、介護老人福祉施設では夏のボーナス上昇が見込めるでしょう。

介護福祉士・介護職員 夏のボーナスがより上がる②介護老人保健施設

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続いて、夏のボーナス上昇が見込める施設として、介護老人保健施設があります。
介護老人保健施設は、在宅復帰や在宅療養支援のための施設です。
要介護者に機能訓練や介護などを通して、自宅で生活をできるよう支援していきます。

リハビリテーションは、通所リハビリテーションと訪問リハビリテーションの2種類です。
介護老人保健施設は居宅への復帰を目指す施設で、リハビリテーションによる機能維持や改善の役割を担っています。

では、高齢労働省のデータから、介護老人保健施設での給与引き上げ状況はどうでしょうか。
データによると、介護老人保健施設の73.5%が給与引き上げ済みで、8.8% が今後に給与引き上げ予定であることがわかります。
このような状況から、夏のボーナス上昇が見込めるでしょう。

介護福祉士・介護職員 夏のボーナスがより上がる③介護医療医院

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続いて、夏のボーナス上昇が見込める施設として、介護医療医院があります。
介護医療医院は、長期にわたり療養を必要とする患者さんを入院させるための施設です。

施設では医師や看護師の管理のもと介護を提供しており、また必要な医療も受けることができます。
長期療養を目的とした施設のため、介護老人保健施設・特別養護老人ホームより介護職員の割合が高く、多くの人材を必要とする施設です。
施設では、夜間での医療処置・看取りの対応・急性増悪の対応があります。

では、厚生労働省によるデータの介護医療医院の給与引き上げ状況はどうなのでしょうか。
データによると、介護医療院の74.7%が給与引き上げ済みで、8.2% が今後給与を引き上げる予定であることがわかります。
このような状況から、夏のボーナス上昇が見込めるでしょう。

冬のボーナスに向けて介護福祉士・介護職員の働き方を見直してみよう

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介護福祉士・介護職員は、給与やボーナス額が上昇傾向にあることが理解できたはずです。
どちらの職業も超売り手市場であり、職場を変えることでもっと高い年収を目指すことができるでしょう。

とくに、これから教育費がかかる年頃の子どもがいる家庭では、年収アップは見逃すことができません。
少しでも家計を楽にして、子どもに良い教育を受けさせるためには、お金がかかるからです。

売り手市場の介護福祉士・介護職員として転職を考えているなら、静岡県の介護転職情報に詳しいキャリアコンサルタントの力を借りてみてはどうでしょうか。

仕事・家事・育児と忙しい状況では、自分で転職先の情報収集の時間は取れないはずです。
キャリアコンサルタントのサポートがあれば、給料やボーナス額を比較しながらスムーズな転職活動を支援することができるため、利用を検討してみてください。

まとめ

今後は高齢の方で介護を必要とする人が増えると考えられるため、介護福祉士・介護職員の人手も求められることでしょう。

介護の仕事と聞くと大変なイメージがあるかもしれませんが、最近では働き方改革により待遇を見直す施設も多く出てきています。
紹介した内容に給与アップ済みやこれから見込みの割合が高いことからも、待遇の改善は確実に進められているとわかるでしょう。

このように介護職は将来性のある職業のため、会計を支える身であるなら、転職することは賢い選択です。
よりよい職場を選べば、働く本人もやりがいを持ちやすく、家族へのサポートもしやすくなるため、ぜひ転職を考えてみてください。

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