訪問介護の仕事内容とは?ホームヘルパーの1日のスケジュールも紹介

この記事を読むのにかかる時間: < 1

利用者の自宅を訪問し、介護サービスを提供する訪問介護。

訪問介護員(ホームヘルパー/訪問介護ヘルパー)は主婦やパート求人の中でも人気の職業で、自分のライフスタイルに合わせた好きな時間で働けることが大きなメリットといえます。

 

【ライフスタイルに合わせて”訪問介護”の求人を探す】

訪問介護(日勤のみ)  / 訪問介護(パート) / 訪問介護(短時間)

訪問介護(週1日からOK) / 訪問介護(土日休み)

 

 

今回は訪問介護の仕事内容や1日の流れについてご紹介していきます。


訪問介護の仕事内容とは

訪問介護とは、訪問介護員(ホームヘルパー/訪問介護ヘルパー)が主に利用者の自宅を訪問し、日常生活の援助、身体介護などの介護サービスを提供するサービス形態のことを指すものです。

有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅への訪問を行っている場合は、利用者の居室へ訪問するケースもあります。利用者一人ひとりの状態や希望、ニーズに合わせたサービスを提供できるという点が、訪問介護の仕事の主な特徴です。

一日に複数の訪問先に出向くことも多く、移動手段として運転免許も取得しているとより働く先の幅が広がります。

訪問介護の仕事内容

訪問介護の仕事内容は主に3つあります。

①身体介護/生活援助 ②ヘルパー調整 ③外部との連携 の3つです。

 

①身体介護/生活援助

訪問介護での身体介護は利用者の身体に接触して行う介護をいいます。具体的には、

  • 食事・服薬の介助
  • おむつ交換
  • 入浴介助
  • 更衣介助
  • トイレへの移動・排泄介助

などがあります。

実際に体に触れるのが身体介護であると覚えておきましょう。

老人ホームであれば介護がしやすいような広さもありますし、ある程度の設備も整っていますが、自宅で介護を行う場合は様々な場面で制限があり介護がやりにくいかもしれません。例えば、おむつ交換をしようとしてもスペースが足りなくて腰を痛めたり、陰部を拭く清拭タオルはお湯を沸かすところから用意をしないといけないなど、老人ホームでは考えられないような苦労があります。

 

訪問介護での生活援助については身体介護以外の、利用者の家事をサポートする業務となります。具体的には、

  • 掃除
  • 洗濯
  • 調理
  • 買い物
  • 薬の受け取り
  • 移動介助

が主なものとなります。

訪問介護はある程度家事ができる方でないと行うことが難しいです。

特に調理については、時間制限がある中で買い物や調理をしないといけませんので、家事の技術が必要となります。

また、そのほかの仕事としては、デイサービスにいく準備をしたり、病院の付き添いを行ったりなどもします。事業所によっては身体介護よりも生活援助のほうが割合として多いところもありますので、例えば身体介護をしたくて訪問介護を始めたが、実際には生活援助しかしないとならないように、面接の時に確認しておくようにしましょう。

 

②ヘルパー調整

訪問介護でのヘルパー調整とはどういった業務でしょうか。

訪問介護ではケアマネージャーから仕事の依頼があります。「〇〇さんの掃除と調理、おむつ交換をしてほしい、毎週〇曜日の〇時からヘルパーさんの手配できますか?」といった感じで、曜日と時間を決めて人の手配の依頼があります。

依頼を受けたら登録ヘルパーのリストから適切な方を探して、電話で依頼をしていきます。

ヘルパーさんも予定がありますので、1回の電話で決まるということはなかなか無いことが多く、何名かのヘルパーさんに連絡することが多くなるでしょう。

訪問介護に行けるヘルパーが見つかれば、仕事内容などを伝えます。

最初は責任者が付き添って仕事内容の確認をしていきます。

また、依頼していたヘルパーが体調不良などで突然休まざるを得なくなるケースもあります。

そういった場合は、他のヘルパーに依頼するなど調整が必要になります。

 

③外部との連携

訪問介護の業務で意外と重要なのが、外部との連携となります。

在宅で過ごす高齢者には様々な人が関わります。

訪問介護以外にもケアマネージャー、福祉用具の事業所(福祉用具専門相談員)、訪問看護、デイサービスや訪問診療の医師などです。

これらは定期的にサービス担当者会議という会議が開催されて、高齢者の自宅に集まりサービス内容の検討を行います。

その中で、訪問介護ヘルパーは非常に重要な役割を担っています。その理由としてはどの事業所よりも訪問回数が多くなるからです。

訪問回数が多いと高齢者の状態変化に気づきやすいです。

例えば、ある高齢者の体調が悪かった→ケアマネジャーに連絡をする→ケアマネジャーから医師や訪問看護に連絡をして早期対応ができるというように、訪問介護のヘルパーから異常発見の報告はよくあるケースです。

 


訪問介護員(ホームヘルパー/訪問介護ヘルパー)の1日のスケジュールについて

訪問介護員(ホームヘルパー/訪問介護ヘルパー)の1日はどのようなスケジュールで進んでいるのでしょうか。

正社員とパートで出社の必要があるか、直行直帰が可能か、1日の件数など大きく異なりますが、ここでは一般的な訪問介護事業所の常勤(正社員)のスケジュールを参考にご紹介します。

A.M.8:50 【出勤】

出勤した際にまず確認することは、1日の予定確認です。どのヘルパーがどのサービスに入るのか、1日のスケジュールを確認します。

A.M.9:00 【訪問①】

デイサービスに行くための準備をする仕事がありますので、高齢者の自宅を訪ねます。着替えや整容などを行ってデイサービスの職員に引き継ぎます。

A.M.9:45 【訪問②】

その足で別の高齢者の自宅に向かいます。洗濯と掃除を行います。また高齢者に変わったところがないか、会話などを通して把握していきます。

A.M.11:00【サービス担当者会議】

寝たきりの高齢者の自宅でサービス担当者会議を実施します。会議の中でヘルパーの回数を1日増やすことになりました。

P.M.12:00【ヘルパー調整】

先ほどヘルパーの回数を1日増やすことが決まったので、ヘルパーに連絡をして依頼をします。了承されたので、ケアマネージャーに結果を報告して連携を取ります。

P.M.12:30 【休憩】

P.M.13:30 【初回訪問同行】

本日からサービスを開始する高齢者の自宅にヘルパーと一緒に訪問をします。高齢者に確認をしながら掃除道具の確認、掃除範囲のやおむつの場所の確認などを行います。ヘルパーに仕事内容を伝えて自宅を後にします。

P.M.14:30【訪問③】

ヘルパーが急遽体調不良で休みになりました。ほかのヘルパーの調整ができなかったので、自ら訪問をしておむつ交換を行いました。

P.M.15:30【契約】

新しくサービスが開始される方に対して契約説明をするために訪問します。訪問介護は契約をしないとサービスを開始することができませんので、サービスの前に契約を行うのです。

P.M.16:30【会議】

サービス提供責任者やほかのヘルパーと一緒に会議を行います。高齢者の情報共有やケアマネジャーとの連携報告などを行います。

P.M.17:00【記録 事務作業】

1日の出来事を記録していきます。また、翌日のサービス調整などの事務作業を行います。

P.M.18:00【業務終了・退勤】


訪問介護のメリット・デメリットとは

訪問介護のメリット

個別対応ができる

訪問介護は、一人一人の利用者に合わせたケアが可能です。施設介護に比べ、利用者と密接な関係を築けるため、信頼関係が深まります。

 

利用者の自宅での生活を支える

利用者が住み慣れた環境で生活を続けられるようサポートすることが、訪問介護の大きな意義です。自宅でのケアは、利用者にとって心地よい環境での生活維持に繋がります。

 

柔軟な勤務形態

訪問介護は、パートタイムやシフト制で働くことが多く、自分のライフスタイルに合わせた働き方が可能です。特に、育児や家庭の事情に応じて働きやすい職場が多いです。

 

幅広い経験が得られる

多様な利用者と接することで、幅広いニーズに対応するスキルが身に付きます。個々のケースに応じた対応力が養われ、介護の現場での成長に繋がります。

 

訪問介護のデメリット

移動が多い

訪問介護では利用者の自宅までの移動が多く、車や公共交通機関を利用することが必須です。交通事情によるストレスや、移動にかかる時間が大きな負担になることもあります。

 

孤立しやすい

施設介護とは異なり、同僚と一緒に働く機会が少なく、業務中は一人で利用者宅を訪問することが多いです。そのため、孤立感を感じることがあります。

 

体力的・精神的負担が大きい

訪問介護は、利用者の自宅での介護作業が中心になるため、個々の家庭の状況に応じて、体力的・精神的に大きな負担がかかることがあります。特に、一人での作業が多いことから、自分で対処しなければならないことが増えます。

 

緊急対応が必要な場合もある

訪問先での利用者の体調不良や緊急事態に対応することが求められる場合もあります。状況に応じて迅速かつ的確な判断力が求められます。

 

まとめ~訪問介護について

訪問介護は、利用者一人ひとりに寄り添い、自宅での生活を支えるやりがいのある仕事です。

確かに移動の多さや孤立感、緊急対応といったデメリットはありますが、その分、個別に対応できる喜びや利用者との信頼関係の構築、柔軟な働き方が大きな魅力です。

また、様々な経験を積むことでスキルアップも期待でき、自分らしい働き方が可能です。

事業所によっては日勤のみ、夜勤を伴うものなど多様な働き方があり、シフト制で規則的に働く方や、夜勤で収入を増やす方、隙間時間を活用する登録ヘルパーなど、ライフスタイルに合わせた働き方が選べます。

総合的に見て、訪問介護は自分のペースで働きながら、多くの人の生活を支えるやりがいのある仕事としてお勧めできる職業といえるのではないでしょうか。

 

【ライフスタイルに合わせて”訪問介護”の求人を探す】

訪問介護(日勤のみ)  / 訪問介護(パート) / 訪問介護(短時間)

訪問介護(週1日からOK) / 訪問介護(土日休み)

あまり良い求人が見つからない、自分に合いそうな求人を探してほしい……。

仕事探しでお悩みの方は、こちらからお気軽にご相談ください。

 

 

ふじのくに静岡介護求人ナビ

静岡県の介護職専門の求人サイト!
  • 地域専門のコンサルタントがいるから安心!
  • 無料で転職の相談ができる!
  • 便利なマイページ機能あり!ポイントを貯めてプレゼントキャンペーンに応募♪
ふじのくに静岡介護求人ナビ
link 関連記事

求人 人気キーワード