【年末年始 】12月の介護施設でおすすめレクリエーション

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介護予防運動指導員

12月と言えばクリスマスに年末、新年を迎える準備などイベントが多い月になります。レクリエーションもそれらに合わせ豊富で特徴をとらえやすいことから取り組みやすいと言えるのではないでしょうか。ただ、今年は例年と異なり新型コロナウイルスへの感染予防という観点を交えながら考える必要があります。そこで、今回は密を避けながら行うことができる12月のレクリエーションについて紹介をしていこうかと思います。

絵手紙(年賀状)つくり

用意するもの

・はがき
・色画用紙(薄手の和紙)
・のり
・マジックや筆

用意したはがきに色画用紙を使い絵の部分を作ってのりで貼り付けます。色画用紙はもんでしわをつけると立体感が出やすくなります。また、色画用紙の代わりに薄手の和紙を使うと品のある感じになります。空いたスペースにメッセージを添えたら完成です。絵の部分には冬の野菜(かぼちゃなど)や、年賀状用に来年の干支、富士山、日の出などを選ぶと12月らしいレクリエーションになります。この絵手紙つくりは利用者さんの持つ能力に応じて作業を分担できるというメリットがあるので取り組みやすいのではないでしょうか。色画用紙をくしゃくしゃにする作業は手の力が弱くてもできますし、字を書くことが得意な方には筆を使いメッセージを書いていただく、作業を行うことが難しければメッセージを考えていただくなど何れかの役割をもってもらえることからだれでも参加しやすいレクリエーションと言えるでしょう。

まつぼっくりでクリスマスツリー

用意するもの
・まつぼっくり
・ペットボトルのキャップ
・絵具、色つきのマジックペン
・飾りに使うビーズや羊毛フェルト
・接着剤

最初にまつぼっくりを洗いましょう。(時間があれば洗った後に沸騰したお湯に入れてまつぼっくりのかさの部分が閉じるまでゆでてください。ゆでた後にしっかりと乾かすときれいな形になります)次は色付けの作業です。まつぼっくり全体をもみの木に見立て緑色に塗ることや、かさの先の部分を白く塗って雪がのっているように塗りクリスマスらしいデザインにします。色はゴールドやシルバー、赤などさまざまな色を使うことで明るい印象になるので自由にいろいろとためしてみても面白いです。飾りつけに接着剤でビーズや羊毛フェルトをまるめたものをつけ、最後に木の幹となるペットボトルのキャップをまつぼっくりの下に接着剤でくっつければできあがりです。

クリスマス風ホットケーキつくり

用意するもの
・ホットケーキミックス
・卵
・牛乳
・バター
・生クリーム

※ホットケーキの材料はホットケーキミックスのパッケージに記載されているものを用意してください。介護が必要な高齢者でも比較的作りやすいホットケーキをクリスマス風にアレンジして楽しみましょう。ホットケーキの作り方はボールに卵、牛乳を入れてホットケーキミックスを加え混ぜ合わせ、熱したフライパンにバターを入れ焼くだけです。仕上げに生クリームをホットケーキに添えるといつもとは違いクリスマスらしさを演出できます。色どりにラズベリーやイチゴのジャムを加えると華やかさを増すことができます。

クリスマスパーティー

新型コロナウイルスの感染予防の観点からいつもであれば「わいわいがやがや」と楽しんでいたクリスマスパーティーを今年はどうしようかと悩んでいる介護スタッフの方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが声を出さずに済むパントマイムを中心にしたクリスマスパーティーです。パントマイムをすることで飛沫が飛び散ることを予防できます。コミカルな動きを交えたパントマイムをするサンタやトナカイ、その動きの意味を言葉でフォローする司会進行役を決めプレゼント交換や会食を盛り上げてみてはいかがでしょうか。

だれが どこで 何をした

おなじみのゲームではありますが、年末、新年、冬などワードを限定することで12月らしさをぐっと演出することができます。席を立たずに行うことができるので密らずにすみ大きな声をだす必要もないゲームなのでおすすめです。やり方は、3色に分けたカードを利用者さんに1枚ずつ計3枚を配ります。この配った色違いのカードごとに「だれが」「どこで」「何をした」にあたる言葉を書き込みましょう。季節を限定した言葉が浮かばない方には無理をさせずに浮かんできた言葉をそのまま書き込んでもらってもかまいません。書き込みが終わったら介護スタッフが「だれが」「どこで」「何をした」の順番でランダムに紙を選び読み上げます。例えば「お母さんが」「初日の出を見に行った海で」「おせち料理を食べた」といったおかしな文章になり利用者さんの笑いを引き出すことができるのではないでしょうか。「何をした」の部分はできるだけ楽しいことを書くのが面白くするコツになります。

まとめ

今回は新しい生活様式やソーシャルディスタンスを意識し、三密(密閉、密集、密接)とならずにすむ12月らしいレクリエーションについて紹介をしましたが参考になったでしょうか。新型コロナウイルスの発生により利用者さんの安全を守るためこれまでとは異なった工夫を必要とする時代になりました。けれども、普段の生活に暗い一面があるからこそレクリエーションなどを通じて楽しむ時間をもてるようにしていただければと思います。

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